淫語ボカロ「宗教団体 真メグデス」SIN-MEGDEATH
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Biography
メグデスのご紹介
「表現の自由」を標榜し活動する宗教団体。経典は日本国憲法。2014年に音楽バンドとして結成され、2017年に宗教団体として組織を改変。「愛とセックスとオナニーの大切さ」を説くことを目的とし、音楽やエロ動画などの芸術作品をネット上で公開するなどの平和的活動を実施中。
メグデスが目指す社会は「オナニー・ライフ・バランス」
ITの発達によって誰もが手軽にオナニーのネタを仕入れることができるようになりました。性欲は「睡眠、食欲」と並ぶ人間の三大欲求のひとつ。気持ちよいオナニーは心身の健康のため、老若男女ともに必要なことです。しかし、オナニーに耽るあまり人生を棒に振るようなことはあってはなりません。メグデスは「オナニー・ライフ・バランス」を提唱しています。オナニー・バランスとは毎日のオナニーで快楽を得るとともに、家庭や地域生活などにおいても、受験期、恋愛期、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて充実した生き方を選択・実現することです。それは決して簡単なことではありません。でも、メグデスと一緒なら大丈夫。IQ127の美少女ミッキー女史を筆頭とした優れたメンバーがあなたをしっかりとサポートします。あなたも私達と一緒に悩みながら楽しく人生を歩んでいきませんか?メグデスへの入会方法は簡単。「DLsite.com」でに入ったアルバムを購入するだけです。最大の敵はいつだって自分自身。さあ、打ち勝ちましょう。
(宗教団体真メグデスリーダー:木下桜子 写真左端)
宗教団体真メグデスの歴史
■メグデス結成「有名になってプロになる!」
2013年、メグデス結成当時、ボカロブームは去ったものの、まだまだニコニコ動画にはそれなりの集客があった。メグデス(当時の名前はGIANT LOVE DASH)は「ニコ動で有名になってプロになろう」と考える、ごくありふれたボカロPの集まりだった。「ギターがそれなりに弾ける」という理由で、ジャイアント・シュナイダー(gt)がリーダーの役割を務めた。ヘビーメタル路線で集客を試みるも上手くいかず、100再生を切ることも珍しくなかった。
■淫語ボカロクリエイターとしての地位の確立
試行錯誤を続ける中、メグデスは「メタル+淫語+カスメ3D動画」という画期的なプロモーション方策を捻りだす。
この方策がいけると確信したジャイアントは会議の場でこう叫んだ。
「そうだ!オレが欲しいのは富でも名声でもない。セックスだ!なぜ、そこに今まで気づかなかったんだ!?」(ジャイアント)
アトリエかぐやでのライター経験を持つジャイアント・シュナイダー、さらに、「IQ127で言語能力に特化している」というミッキー・ハット(ba)。
言葉を操ることに長けた二人を擁するメグデスにとって、歌詞に淫語を盛り込むことは容易いことではあった。
しかし、規制によりニコ動では動画をたびたび削除される。(そもそも、ボカロは規約で「アダルト禁止」、これに対しメグデス側は「ツールが言論を規制することは法的に不可能」と反発。もし、ツールが言論表現を規制することが可能ならば「この鉛筆を使ってアダルトな文言を書くことを禁ずる」など、奇妙な拡張ができてしまう)ニコ動での規制・削除を嫌ったミッキーの提案により、2016年、動画発表の場を「FC2アダルト」へ移行する。
(ここで、リーダーの座はジャイアントからミッキーに移っている)当時は「ボカロPはニコ動で作品を発表する」というのが大前提としてあり、主戦場をFC2アダルトへ移すことは大きな賭けであった。しかし、この作戦が功を奏し「まんこブレイカー」を始め、1万再生を超える作品を連発。
バンド名も「メグデス」から、「宗教団体真メグデス」へと変更。月間アクセス数50万を叩き出し「淫語ボカロの覇者」としての地位を確立する。
(現在、累計100万再生以上)
■メグデスのサウンドの変遷
■インディーズデビュー「STAND UP SEX」発売!
再生数が増やすことに執着していたメグデスであったが、増やしたところでレーベルから声がかかるということもなかった。一時は「これだけのアクセス数があれば、アフィリエイトで食べていけるのでは?」と考え、ミッキーはマネタイズを試みるものの失敗。手にしたお金は、わずかに1,000円程度であった。さらに「エロいことをボカロでやっている」ということで、ミッキーは複数の5ちゃんユーザーから5年に渡るネットストーキングを受ける。ストーカーのメンバーの中には、ジャイアントの大学時代の音楽サークルの後輩も含まれていた。つまり、再生数を増やして知名度を上げたところで、バンドの状況は良くなるどころか、むしろ悪くなったのだ。ここで、メグデスのプロモーション用エロ動画制作を担当していたマナヴは「オレの役目は終わった」とメグデスから離脱する。
(ただし、完全な脱退というわけではなく、友好関係は続いている)
もともと、動画制作はカスメ2マニアのミッキーが行っていた。この業務をマナヴに移したのだが、その業務が再びミッキーの元に戻ってくることになった。
ボカロブーム、カスメ2ブームの衰退、そしてマナヴの脱退によって、メグデスの動画の再生数も激減。
(ミッキー曰く「マナヴの脱退は痛かった。私には男が何に興奮するのかわからない」)
バンド内では、既に「メグデスの役目は終わった」という声もあった。活動は停滞した。しかし、2019年のバンド・ミーティングでミッキーはバンド内で主張した。
「我々は夢を持ったミュージシャンだ。何があっても夢と音楽だけは捨てたくない。売れても売れなくても、どっちでもいい。メグデスの名義でアルバムを発売したい」(ミッキー)
アクセス数が絶頂時にあった時期であればともかく、再生数が激減した今となっては「売れるわけがない」。しかし、ミッキーは強く「アルバムの発売」を主張。そして、メグデスとは別名義プロジェクト「ペガサスズ」のアルバム「スーパートラックス」を楽曲配信サービスROUTERに登録。
案の定、配信によって得られたお金は数十円。しかし、ミッキーの熱意がメンバーを動かした。
「夢を捨てるのはいつだってできる。やれるときに、やるだけやろう」(ジャイアント)
そして、メンバー全員が楽曲作り・レコーディング作業に入る。既に、6年に渡る活動で膨大な曲のストックがあったメグデスであったが、デビューアルバムはほぼ新曲で揃えることになった。
「ベストアルバムみたいなものを作ってバンドを感傷的な気分にさせて完結させたくなかった。
それよりも、バンドのクリエイティビティを刺激して『まだやれる、もっとやれる』という勢いを取り戻したかった」(ミッキー)
ROUTERでの配信登録が売り上げにつながらないことを確信していたミッキーは同人サイト「DLsite.com」への販売登録を提案。
「私はバイトで接客の経験もあるけれど、商品を売るうえで一番大切なのは『接客』。しかし、ROUTERに販売登録した先の販売窓口である『itunes store』や『Amazon music』は商品ページが全く魅力的じゃなかった。ただ、機械的にデータが登録されているだけで、これじゃあ売れるわけがない。既にメディアで大きく取り上げられているようなバンドなら、そっけない商品ページでも売れるのかもしれない。しかし、我々はアクセスが急落した下降期のバンドだ。商品ページで熱意なり真心を伝える必要がある」(ミッキー)
Dlsiteでは音楽作品の取り扱いはあるものの、『耳かき、エロボイス』が主流で、バンド形態の作品はほぼ皆無。しかし「商品ページを大きくカスタマイズできる」というところに、ミッキーは着目。
「売れないかもしれない。でも、可能性はゼロじゃない。エロと音楽、両方が好きなヤツはいるはずよ。だって、ウチにはそういうメンバーが3人もいるんだから」(ミッキー)
そして、平成最後の年、2019年「STAND UP AND SEX」はリリースされた。やはり、売れなかった。5ちゃんではバカにされた。
「普通は売れるだろ、よっぽど出来が悪いんだなwww」
街で見かけたら絶対に殺す…。そう心に誓い、粘り強くプロモーションを続けるミッキー。そして、少しずつ、少しずつ、売れ始める。
「信じられなかった。今まで、オレがメグデスに関して見かけるコメントは、いつも否定的なものばかりだったから。オレ達はオレ達のやりたいことだけをやってきた。それでも、オレ達の音楽を買ってくれる人達がいる」(ジャイアント)
■「考えるな、シコり続けろ」
ミッキーが当初に描いた販売目標は「アルバム5枚、累計100枚」であった。2020年3月末現在、DLsite、BOOTHでの累計販売枚数は70枚を突破した。ミッキー家に第一子に誕生、また、ソングライティングにエルザ・シュマイケルが加わるなど、バンドの状況は大きく変わった。しかし、セックスと音楽に対する情熱には、いささかの衰えもない。
We can"t stop loving SEX & Rock"n Roll
そして、メグデスの物語は続く…。
(2020.3.21)
宗教団体真メグデス組織図
メグデスの組織変革
2017年当時、メグデスが月間50万再生を突破した際の体制図。マナヴがプロモーション用のエロ動画を制作しつつ、当時、音楽制作のために機材やソフトを買い漁ってジリ貧であってメンバーに活動資金を提供していた。(HPの運営費、月額2000円程度。サイトの構築も主にマナヴが担当していた。
作曲は木下桜子(key)が主担当、ミッキーが「SNS上でメグデスを宣伝する」という役割分担になっている。バンド創立当初リーダーであったジャイアントの担当は「政治」となっている。
当時、ミッキーとジャイアントはSNS依存症に苦しんでいた。フェミニストとの衝突で過激な発言を繰り返していたミッキーは凍結。ジャイアントは「加計学園問題」から自民党に対して強く批判を続けた。(現在、ジャイアントはSNS依存を克服するため「SNS断ち」をしている)
既に50万再生を突破したメグデスは「再生数を伸ばす」という目標を失い迷走を続けていた。そんな中、加入当初「全くの初心者」だった木下桜子は「音楽以外には一切興味がない」と着々と実力をつけリーダーに就任した。以降、マナヴが脱退、そしてソングライターとしてエルザ・シュマイケルが加入した。
(2020.3.21)
「初音ミク」モデルの変遷から見るメグデスの歴史
■カスタムメイド3D2とメグデス
メグデスの大きな躍進はKISSの「カスタムメイド3D(通称:カスメ2)」を使った過激なセックス・プロモーション動画に拠るところが大きい。
・「1.Mk-1 通称:山田モデル」は「初音ミクモデル開発企画」で最初に製造された機体。2本の動画に出演し、いずれも5000再生とまずまずの戦果をあげた。
・「2.Mk-2 通称:V2モデル」はF2アダルトで1万再生以上が1作。他の動画でもコンスタントに高い数字を出した極めて優秀な機体。その信頼性の高さから、アルバム「ふしだらな天使たち」のプロモーションでは多数の動画に出演。製造されてから3年たった今もなお、前線に立ち続けている。サンプル動画の「V2」は、1万再生を突破した動画「天使のファック」の動画をそのまま転用したもの。
■モデルの生き残りの難しさ
メグデスが制作したモデルは160体以上。「誰が作っても同じ顔になる」と揶揄されるカスメ2のキャラメイクだが、継続して集客できる「人気モデル」を生み出すのは至難の業。メグデスで2作以上に出演しているモデルは数体。また、2作以上で1万再生以上を叩き出したモデルは「ほのか」ただ一体である。(※)
※「ほのか」が出演した動画の再生数は「2万」、「1万6千」、「1万」。ただし、これは楽曲プロモーションではなく声優を起用した「AVtuber」という集客目的のエロ動画企画によるもの。再生数の多さは声優『ほのか』の力に寄るところが大きい。集客には成功したものの「メグデスのアルバムの売り上げとは連動しない」「声優『ほのか』の精神状態が不安定で仕事の納期が守れない」等の理由でAvtuberの企画は打ち切りとなった。
■「初音ミク」の凋落
先述したように「初音ミク」(Mk-2 通称:V2)は性能の高い機体で多数の動画で活躍。しかし、出演回数が多くなりすぎたためか、近年は人気の低下が著しい。しかし、近年の調査(2020/3/31)では、春麗、IA、ミライアカリ、結月ゆかり、GUMI、その全てに敗北。勿論、楽曲や映像の完成度に左右された可能性もある。しかし、これまは「ミクを出しておけば数字は2割増し」と信じられていたため、メグデス内部に大きなショックを与えた。
また、これまでは「版権キャラを出せば、比較的手軽に数字を出せる」と考えられていた。しかし、下記の調査画像を見てもわかる通り、オリジナルキャラと比較して、版権キャラの再生数の優位性は見られない。もっとも高い再生数を出したのは、巨乳の妹が出演した「クレイジー・シスター(現在は公開中止、アルバム「ふしだらな天使たち」の購入者特典ページでのみ特別に公開)の4000再生であった。メグデス側の動画制作陣営は「すでに、市場は版権キャラに飽きてきている、ユーザの脱ヲタク化が進んでいるのではないか」と推測。実態を調査すべく、近々「同一曲を、版権キャラとオリジナルキャラの出演動画で再生数を比較する」という検証を行う予定である。(FC2アダルト試聴ページはコチラ)
■「再生数」と「売り上げ」の相関関係
2016年時点では、FC2アダルトにおいて「1万再生」が大きな壁であったメグデス。しかし、2020年現在、先日「iwara」サイトに「オナニーショーへようこそ」をはじめとする4つの動画をアップしたところ、2つの動画がわずか数日で8000再生を超えた。これからは「再生数」の事情も大きく変わってくるかもしれない。また、これまでの検証の結果「再生数」や「イイネ」と売り上げ枚数は全く比例関係にないことがわかっている。「エロ禁止」のニコニコ動画での再生は相変わらず苦戦中。100再生に満たないことも多い。(エロ関連の動画は規制によりスマホで再生されない)しかし、ニコニコ動画でアップして伸びたときのほうが(たとえ、100再生~200再生であっても)売り上げに結び付いていると思われるようなデータの動きがある。つまり、動画サイトには「1.集客力が高いサイト、低いサイトがある」「2.エロを目的としたユーザの集客に優れたサイト、サブカル全般に興味を持つユーザの集客に優れたサイト」等、サイトごとに性質があるということだ。当然のことではあるが、これは「再生数」だけを追いかけがちな制作者が見落としがちな盲点である。つまり、場合によっては「YOUTUBEで1万再生されるよりも、ニコ動で100再生されるほうが売り上げに結び付きやすい」ということがありえるかもしれないということだ。もし、仮にそうであれば、単純な「再生数」よりも「どこで再生されたか」のほうが重要になる。かつては「ニコ動で再生数があがれば、世間での知名度もあがって、プロにもなれて、オフパコもできて万事解決」だったのであろう。しかし、今後は「世間での知名度をあげたいならAサイト」「プロになりたいならBサイト」「売り上げを上げたいならCサイト」「オフパコしたいならDサイト」といった具合に「目的にあわせて、どこのサイトでどの数字を重視するかを決める」時代が来ることが予測される。これは考えてみれば至極当然な流れであろう。
■今後のメグデスの方針「買っていただけるよう努力する」
メグデスの6年に渡る長い活動でハッキリしたのは「1.再生する(試聴する)」「2.イイネをつける」「3.購入する」の3つの要素は全く別のものということだ。サイトで100回聴いても買わない人もいれば、イントロを1回聴いただけで買う人もいる。「イイネ」をつけても買わない人もいれば、「イイネ」をせずに買う人もいる。さらに、この3つの要素はサイトによって癖があることも容易に推測される。何が真実かは全く不明である。
過去のメグデスは「知名度をあげて、レーベルに拾ってもらう」ことを目標にしていた。しかし、現在のメグデスは自分たち自身の力で「購入していただけるところまでやる」ことを目標にしている。しかし「こうすれば売れるだろう」という予測もたっていないし、「こうしよう」という方針も決まっていない。まずは、先入観にとらわれず色々と「試す」ことに重きを置いて活動していくことになるだろう。
(2020.3.21)