マストドン、ボカロ丼「渋谷系コンピ」での揉め事について。メグデスの曲、ボツになりました。
そういえば。先日のボカロ丼でサクラコがローカルで起こした揉め事についても、簡単に報告しておこうかしら。ただ、報告の前提条件として。
【報告の前提条件】
1.ここで述べる内容は私(ミッキー)がサクラコからヒアリングした、メグデス側からの一方的な私見であること。
2.私がサクラコについて、悪く言うことは絶対にない。メンバーだからね。
では、経緯を述べるわね。
【経緯】
1.ボカロ丼で「渋谷系コンピアルバム」を制作するという企画があった。
2.「渋谷系」の概念は曖昧なので、渋谷系がよくわからない人は、ボカロ丼の管理者TOMOKIさんと、Polymoogさんに相談しながら進めてくれ。
3.サクラコ(メグデス)が3曲提出。
4.TOMOKIさんと、Polymoogさんに「話にならない」とボツにされた。
(Polymoogさんからは一切のコメントがなく、すべて間接的にTOMOKIさんより「全然ダメ、僕もこれは渋谷系ではないと思います」と言われた。
5.サクラコが「オマエら、全く作曲スキルねえくせになんだその態度は!」とブチ切れる。
まあ、率直にいうと村八分よね。アハハ。
【私見】
まあ、TOMOKIさんとPolymoogさんの作曲スキル云々については、渋谷系コンピを購入された方の判断にお任せするわ。
ただまあ、私が聴いた限りでは「なんだこりゃ」という感じではある。
▼Polymoogさんの曲
TOMOKIさんの曲については手元にリンクがないんだけど。
私は2曲聴いていて、一曲のバラード的なゆっくりな曲は、まあ、そこそこちゃんとしていて。
もう一つの「ジャズコンピ」に収録されている、本人がジャズだと言い張ってる曲については、「酷すぎて話にならない」という感じ。
で、サクラコは3曲目については、大嫌いな小沢健二の曲を解析しながら書いたから「話にならない、なんてことはないだろう!」と、「排除しようとする意図」を感じ取ってキレたと。
まあ、排除されたことより「自分より貼るか下の作曲スキルの人間に、音楽的に見下されたことにプライドが傷ついた」ということね。
▼ Polymoogさんの渋谷系講座
監修者も何も、このレベルの作曲スキルで他人に音楽的指導するのは無理じゃね?と、私は思う。
いやまあ、個々の受け取り方次第でしょうけど。
私が評点するなら、10点満点中マイナス5点みたいな。そんな感じ。
▼Polymoogさんの曲
▼TOMOKIさんからのダメだしメール
なんだか、この文章だけ読むとTOMOKIさんは凄腕ミュージシャンぽく見えるけど、私の評点では100点満点中20点ぐらい。
まあ、実は三曲目については私がリズムトラック作ってるから、このコメントはちょっとイラっとしたわ。
サクラコから「この曲みたいな、ジャジーなベースにしてくれ」と言われてやったんだけど。
まあ、そんな感じでやったから「だいぶ遠い」なんてことはないはず。
恋とマシンガン - / FLIPPER'S GUITAR
その「ボツ」にされた曲については、今度のメグデスの5thアルバムに収録することになってる。
その曲が下記のTOMOKIさんのいう「渋谷系からだいぶ遠い」のかどうかの判断は、リスナーの方に任せるわ。
私としては、別に渋谷系に近かろうが遠かろうが、どうでもいいんだけどね。
ただ、TOMOKIさんの作る「渋谷系的な曲」には興味あるわ。
私が聴いた感じだと、TOMOKIさんはドラムやベースについて、全くの素人というか、全く何も理解していないように聴こえるのよね。
渋谷系って、色々なジャンルの「良いとこどり」みたいなのを目指して作られてるけど、サクラコや私より「スウィング」させることなんてできるの??ちょっとにわかには信じがたいけど。
でもまあ、わかんないわよね。
私もいつも言いたいこと言ってるし、音楽的にはフェアな耳でありたいと思ってるから、良いものが出てきたら「まいりました」って言うわ。
▼ 「ボカロ界隈っぽいな 」
まあ、私は5ちゃんのボカロ板で「何も知らないズブの素人に、上から目線で叩かれる」というのには慣れてるから。だから、そんなに驚かなかったんだけど。
私は、ボカロ界隈で「神曲」と呼ばれてるものを神曲だと思ったことはないし。
音楽に関する感覚が、ボカロPとメグデスは全く違うのよね。
まあ、私も「千本桜」だとか、カゲプロだとか、いくつか凄く好きな曲もあるけどね。
でも、私の耳は「ボカロ耳」ではない。
メグデスのアルバムも「ボカロ耳」の人には、あまり刺さらないと思うわ。
メグデスは、淫語だとか破天荒なことやってるようにみえても、実は、基礎を抑えたうえで、色々な音楽を徹底研究した、わりとオーソドックスで保守的で真面目な音楽なのよ。
実験的な曲もやったりするけど、ボカロPみたいな高校生がデタラメに音を並べたみたいな曲はやらない。ボーカルの音域にも気を配ってるからさ。
色々な音楽を研究してやってるから、我々は「解析能力」には、それなりに自信を持っていた。だから、こういうダメ出しのされ方をされたのは、ちょっとショックだけれど。
でも、戦い続けるのがメグデス。全てを破壊するのがメグデスだから。渋谷系的なサウンドを目指すことは、もう二度とないでしょうけど、メグデスのニューアルバムがボカロ丼コンピよりもレベルの高い、価値あるものになるよう頑張るわ。
以上