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ボカロはもう流行ってないの?/ニュープロジェクト「IA&ブルース・サンダース」緊急アルバムリリース

メグデスのリーダーで、キーボードの木下桜子です。


私は、怒ってる。怒りまくってる。

でも、私は、その怒りを、音楽でしか表現できません。


結果、ブルースをやることにしました。


■■ 突如、ニューアルバムリリース「IA&ブルース・サンダース」


で、『メグデス』とは別に『ブルース』に特化したプロジェクトを、新たに立ち上げてアルバムをリリースしました。


プロジェクト名は「IA&ブルース・サンダース」。

アルバム名は「Call&Response」です。


私は、話や気持ちを、整理して伝えられないのですが…


『X』で、中年のオッサンらが「機材自慢」ばかりしているのに、ウンザリしたんですよ。


それで「できる限りシンプルな音楽をやりたい」と思ったんです。


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■■ 「ボカロ」はもう流行ってないの?機材自慢ばかりが、はびこる『X』


私は、『X(旧Twitter)』の歴史は、全く詳しくないのですが。

『楽器の機材自慢』って、昔から、こんなにいましたっけ?


メグデスが活動を始めた、2016年って、まだ『ボカロブーム』が続いていて、みんな「作詞・作曲」で「プロ」を目指してたんです。


「プロ」という言葉が大げさなら、「有名になろう」とか、「モテよう」としていた。


私は、ボカロブームの前から「作詞・作曲」に興味があって、ずっとやっていました。

そして、ボカロブームに乗っかりました。それ以前から、ずっとMTRで録音していました。


その頃から『機材自慢』『早弾き自慢』というのは、勿論、あった。

でも、重要視されたのは、『曲の良さ』でした。



コロナ禍が明けて、メグデスの売り上げが落ちました。

メグデスの活動は、サイトのホームページだとか、わずかに「コスト」がかかっています。


大したコストではないのですが、それでも、赤字を垂れ流し始めると、きりがないので。

どうやって売上を作るか、あるいは、規模を縮小するか。


メグデスのリーダーとして、私は、判断をしなければいけません。

それで、久々に『X』を観察するようになったんです。


そうしたら…


『ボカロで作詞・作曲してる人が、めちゃくちゃ減っている』ことに気づきました。

コロナ禍は自宅でサボれる時間が多かったので、ボカロユーザーも活発化していたのかもしれないですね。

また、ボカロも飽きられてきたのかもしれない。


それはいいとして。


気になったのは、『ギタリストの機材自慢の多さ』です。

みんな、『うちの子、可愛い』とか、『理想のディストーションだ』とか言ってるんです。


私は、DTMerなので、あんまり意識したことなかったのですが、『ギタリストって、こんなにアタマおかしかったっけ?』です。


『X』には『早弾き自慢』と『機材自慢』の、大きく2系統しかいないんです。


記憶が曖昧なのですが、メグデスが活動してた頃って、『ボカロメタル』だとかがあって、ギタリストはみんな、初音ミクにデスメタルやらせたりしていたんです。


メグデスも、もともとはメタルバンド(ユニット?)だったのですが、『初音ミクのデスメタル勢』に対抗するために、『GUMI(メグ)』を起用して、「メロディアスなハードロックをやろう」としていたんです。


それはまあ、「音楽的な対立」として、楽しいじゃないですか。

あるいは、ボカロックとかね。カゲロウでしたっけ。

メグデスも、対抗心燃やしてました。


楽しいじゃないですか!


ところが。今の『X』のオッサンは、機材自慢しかしないんです。

あるいは、センスなさそうなスタジオミュージシャン系?のギタリストが、30秒早弾きするだけ。


もう、こんなの、不愉快でしかない。

音楽的な楽しさが、全くない。


久しぶりにXを覗いて、ガッカリしちゃって。

というか、生きる気力を失いました…


「みんなが凄い曲を書いてる」

「あの人が売れてる」

とかなら、私は、作曲家として、対抗意識が燃やせるんですけど。


美少女がスラップをしてるとか、機材自慢とか、そんなものが流行っていても、どうしていいかわからない。

アホかとしか、思えない。


自分が生きていくフィールドがネットから喪失したような感覚。

絶望ですよ。


ネット世界に、心底、絶望した。

というか、美少女とオッサンが、心底イラつく。


似てるんですよ、オッサンと美少女の性格。厚かましさと下品さと、口調がSNSにべったりなところ。

殺してやりたいですね。


いや、ゲーム界隈やコスプレ界隈にいるだけならともかく、音楽界隈に来てほしくない。

いてほしくない。


殺し合いしてでも追い返したいですね。

音楽にとって、邪魔だもん。オッサンと美少女。

音楽、バカにしてんのか。


当然、向こうも色々言ってくるでしょう。

いいですよ、だから、殺し合いでもいいですよ。


Xの今の音楽文化はありえないよ、『機材自慢』と『美少女自慢』で、『普通の音楽を駆逐していく』ような流れ。

これをやるなら殺し合いですよ。


私、知ってるんですよ。機材自慢してるオッサンは、フォロワー買ってますよ、絶対。

だって、音も演奏もアップせずに、「このギターは凄い!」「また買っちゃいました!」とか、機材の自慢だけをして、そんなにフォロワーついたり、閲覧数あがるわけないじゃん。


エレキギターを自慢するだけで、あんなに閲覧数が伸びるんだったら、女がハンドバック自慢するほうが、もっと伸びますよ、絶対。市場は、そっちのほうが大きいんだから。

数字がおかしい、と思う。


まあ、わからないですけど。


◆◇ シンプルでも、色々遊べる『ブルース』を普及させたい


まあ、他人が何をやっていても、それは表現の自由なんですけど。


いずれにせよ、オッサンと美少女が、『早弾き』と『機材を自慢しているだけ』だと、音楽そのものが廃れてしまうと思ったんです。

だって、退屈じゃないですか。機材の市場価値も下がりますよ。

ダサいじゃん、全く無名のスタジオミュージシャンのオッサンが、動画で30秒ぐらい、ちょろちょろっと弾いて、「すごいすごいすごい」ってSNSで連呼してるだけの機材なんて。

深夜のショッピング番組でやれよ、そういうのは。


いろいろ怒ってたら、「ブルースをやるべきではないか」と突如、思ったんですよ。

天命です。


で、半年ぐらい、作曲の先生にあれこれ教えて貰いながら、また、ブルースのCDも聴きながら、自分なりにブルースを解釈して、アルバムを制作しました。


◆◇ アルバム制作は1ヶ月、勉強は半年ぐらい


メグデスのアルバムは、ヘタすると、1年半ぐらいかかるときありますから。

今回のブルースのアルバムは、1か月(笑)。


だから、『ブルース』という音楽形態は、アマチュアが音楽をやるには、とても良いなと思います。

機材も大したことなくていいし。

昔のブルースのアルバムとか、音質めちゃくちゃ悪いですし。


今のJ-POPを真似しようと思うと、相当めんどくさい。

「パーフェクト・セックス」では、K-POPや、星街すいせいの曲なんかも真似したり勉強したんですけど。

J-POPが一番めんどくさい(笑)


かつ、過去に流行ったコード進行を、無理やりくっつけたり、物凄く音を重ねていたりするので、真似しても『これが本質か』と腑に落ちることが、ないかもしれない。


プロがやるならいいですけど、アマチュアがこれを追いかけるのは大変じゃないかな。


『ブルース』は、もっと音数が少ないですし、ギターの音を自慢したいなら、まさに自慢し放題だし。

楽曲でも、歌詞でも勝負できるし、素晴らしい土壌だなと思ったんです。


でも、西洋クラシック音楽と、全く概念が違うので。

音楽理論がまるで違うんです。

なので、それに慣れるのに、半年ぐらいはかかると思います。

これは、勘でやっても、絶対に理解できないと思います。


◆◇ 古典ブルースは「有理数」で出来ている


そういえば、つい昨日「もう、サクラコちゃん、ブルースの勉強は大丈夫だよ。やりたいならやってもいいけど」と先生に言われました。


ギターだったら、ブルースを延々にやってもキリがないんでしょうけど。

私は、あくまで作曲の観点から、ブルースの音使いを勉強していますから。

これは「有限」なので、研究すればゴールにはたどり着けます、絶対に。

古典ブルースは「有限、有理数」で出来ているんです。

なので、才能がなくても、絶対にマスターできます。


ChatGPTでも、ブルースにおける12音全てに対して「音価」を調べれば出てくる。

慎重に、音を並べれば、ちゃんとブルースにはなります。


そこから発展させて、ロックになると、無限の広がりになりますけどね。

でも、作曲の基礎としてブルースを抑えるのは、とても良いと思います。


私が先生に習ったことは、『IA&ブルース・サンダース』のアルバムの付録に『メモ』として残したので、興味があれば読んでください。


面白いですよ、ブルース。

セブンスコードが、本当に面白い。





プロジェクト名「IA&ブルース・サンダース」。

アルバム名「Call&Response」


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以上


















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